早朝の高血圧
|
血圧は一日のサイクルで上下を繰り返してます。
一般的には、血圧は朝が高く、夜就寝後には血圧は低くなります。しかし、一部の人は、早朝の血圧の上昇の割合が特に激しく、夜と朝の血圧の差が20以上ある人がいます。これが早朝高血圧です。そういう人は、普段の血圧も高めで、医者から言われて、降圧剤を飲んでいる人が多くいます。降圧剤を飲んでいる人の二人に一人は早朝高血圧と言います。
どうしてこのように、朝に血圧上昇が起こるかといいますと、副腎皮質ホルモンが分泌されて、そのため血管が収縮してしまい、血管が狭まってそのため、そこを血液が通り抜けようとすると、圧力を上げなければならないため、血圧が上がるのです。つまり、体を朝動きやすくするためのメカニズムとして朝、血圧が高くなるようになっているのです。もう一つは、目が覚めることによって、交感神経が活発になって、ノルアドレナリンが分泌されて、これもまた血管の収縮を起こして、血圧が高まります。
どうして、このような早朝高血圧が危険であるかというと、朝の急激な血圧上昇によって、生命の危険がある病気(脳卒中や心筋梗塞など)と深く関わりがありとされているからです。特に朝の六時から10時ぐらいまでが危険な時間帯となっています。
早朝高血圧の人になると、前述の病気の危険性が3倍から6倍高まると言われていますので、そういう人は起床の仕方に工夫してください。起きてすぐに活動するのではなくて、目が覚めてもしばらくベッドにとどまって、緩やかに活動を開始するなどしてください。