心筋梗塞の看護




心筋梗塞は死亡率も高い病気なので、患者本人は肉体的にもそして精神的にも多大な苦痛を背負うこと になります。

しかし、心筋梗塞は本人だけではなくその家族にとっても大変な病気です。心筋梗塞を発 症したとき、家族はどのように関わっていけば良いのでしょうか? CCU(心臓集中治療施設)で急性期カテーテル治療を受けたような場合は、そこにいる間は安静が必要 となります。家族は医師から聞いた治療の内容や注意点などを、患者にわかりやすく説明してあげるこ とが大切です。患者は食べる・寝る・排泄するなどといった生理的欲求や、日常的な動作や行為が極端 に制限されることにも強いストレスを感じます。とくに病気をする以前は、何でも一人でできていた人 ならなおさらです。このような患者には、心筋梗塞という大変な病気の苦痛や治療を乗り越えたことに 対するねぎらいの言葉をかけたり、体をさすって安心させてあげたりすることも必要です。これは家族 にしかできないことですね。 また、看護を家庭内で行う場合にはリハビリ病院へ定期的に通院して、専門医や心臓リハビリ指導士に 最適な運動メニューを組んでもらいましょう。家族にとってもどのようなサポートができるのか知って おくことで、落ち着いて患者の看護に向き合えます。 心筋梗塞は治療が終わり痛みや苦しみから解放されれば、「もう治った」と思いがちです。しかし、さ まざまな合併症を起こす恐れもあるので、家族の看護のもと十分なケアをしていくことが大切なのです 。


(C) 2010 心筋梗塞の治療法